幻想MSBS −第二話−

地球防衛の為奮戦する紅の勇士達・・・
だが、さすがの紅もNPCの物量に苦戦する
「ちぃ、さすがにきついな・・・」
そう口ずさみ回線をONにする
「全機もうちょっとだ踏ん張れ!」
『了解』
しかし、次々と撃墜されていく紅の兵士達
そして一機のNPCのジムからビームが放たれる
「ッ」
それに気づいたランスは急いでシールドでガードし、ビームライフルで応戦する
ランスの攻撃は見事NPCのジムの頭に当たり、ジムは大破する
「ふぅ・・・」
一息入れる・・・しかし、その一息が仇となった
一機の長距離攻撃用MS、ジムスナイパーから、ランスに向けて一筋の光線が放たれ、それはレーヴァテインの足を貫く
「クッ・・・このやろ!」
ランスは攻撃の角度から位置を割り出しビームライフルを撃つ
それは見事当たり敵は大破
さすがである

(そろそろ限界か)
ランスがそう思った直後に通信が入る
画面は蒼からとい表示している
通信を入れる
「よぉ」
その声は蒼の主通称アニキである
「よぉ・・・じゃないですよ・・・アニキs」
「ひょっとして・・遅かったか?」
アニキの質問に嘆息するランス
「話してるどころじゃありませんよ」
その答えを聞きアニキは答える
「よし、わかった・・これよりNPC強襲を開始する」
そこで通信が切れる

ランスは紅の全機に通信が回るように切り替える
「これより紅は地球に降下する!全機母艦に戻れ!無傷の機体は損傷機体を援護しながら後退しろ!」
それを聞き、兵士達は一斉に返答する
『了解!!』
紅は後退していく、それを見てNPCが好期と見て進軍しようとした・・
そのとき!
NPCの軍団は後ろから無数のビームライフルの攻撃をくらう
「ピンチに登場ってね・・・蒼を忘れちゃいけないよ」
蒼がNPCに奇襲を仕掛ける
NPCの軍団はとまどいバラバラに散開していく
「よし、いまだあの機体をだせ!」
「了解」
その短いやり取りの後
蒼の軍の後ろから戦艦・・・もとい・・・基地が姿を現す
すごいことに基地が移動してきたのだ・・・
危ないという事を承知で・・・さすが蒼というべきだろうか
その基地から3機のMSが発進する
そのMSはデストロイだった
ただでさえ大きいのに・・・その手には普通のビームライフルよりも、数十倍と言う大きさの武器を手にしている
デストロイ三機は同じ武器を装備している
「ローエングリンチャージ終了しました!」
アニキに通信が入る
「よし、狙いはNPCの軍団のど真ん中だ!」
『照準設定完了』
「ローエングリン・・・発射!」
その声と共に放たれるローエングリン
その三つの閃光はNPCの軍団の中を直進してかなりの数を落してく
「よし、戦艦発進!全機戦艦に乗り地球に降下する・・・だが一個大隊は基地の護衛だ」
『了解!』
全機戦艦に向けて戻っていく
アニキは皆が戻ってるのを確認し戻ろうとした・・・が・・・そこへNPCのビームがアニキの機体を貫き

損傷は軽微なものの、そのショックでアニキは気絶した
そこへシャトルであがってきた機体が到着する・・・黒い機体、デスサイズである
「アニキs!」
XXXは叫ぶ
そしてアニキの乗る機体を掴み戦艦へ乗り込む
「大丈夫ですか!?」
機体を降りるなり、蒼の兵士が聞いてきた
「俺は大丈夫だ・・・早くアニキsを見てくれ」
「わかりました」
蒼の兵士はそういうと機体のコクピットを開けアニキを運んでいく
「ふぅ、急いで地球にいかないとな」
そんな言葉を呟いてXXXは兵士にシャトルの用意をしてもらい地球へ飛び立つ

視点は地球へ


(ランスsやアニキs達は大丈夫だろうか)
芝原が心配している所へエドが来る
「芝s吉報と悪報があります・・・」
芝原はその言葉を聞き問う
「吉報と言うのは?」
「宇宙の紅と蒼の両軍は順調に降下しているそうです」
「そうか・・・では、悪報というのは?」
芝原は嬉しそうな顔をし、はっと気づいたようにエドへ聞く
「そのさい、アニキsが帰還しようとしたとき、NPCに撃たれたそうです」
エドは残念そうに答える
「何!大丈夫なのかアニキsは!?」
驚いた芝原は少し声を張り上げる
「大丈夫ですよ、気絶しているだけです・・・アニキsが簡単にやられるわけないじゃないですか」
エドは芝原をなだめるように話す
そのとき芝原の部屋に人影が入ってきた
「ヒロ君、この戦争の勝算はあるの?」
芝原の妹であった
芝原妹は紫の中でもよりすぐりの3人しか選ばれない部隊【紫剣三銃士】に属しており
戦闘技術だけは三銃士の他の二人よりも強い
「勝算はあるさ・・・」
芝原はほほ笑みながら言う
「そうよね、私たちが負けるはずないわよね」
芝原妹満足な笑みを浮かべて答える
「そうですね・・・」
エドも相槌をうった
そのとき、基地のアラームがなる
「ついに来たか・・・エドs妹よ行くぞ!」
『了解』
芝原、芝原妹、エドは自分の機体へと向かう・・・


第二話終わり

次回予告
NPCの襲撃、迎え撃つ地球軍
地球の行く末は誰にも分からない
しかし、一つ分かるのはこの戦い引き分けなどありえないことであった

次回・戦いの円舞曲

 

あとがき(ぁ
さーて・・・ついに第二話書き終わりました・・・
前回に長く書くっていいましたけど・・・長いでしょうか・・・
で、今回初登場のアニキsと芝原妹s
アニキsの性格は私のオリジナル気味になってしまいました(ごめんなさい
芝原妹sの方は・・・女性キャラとしてかなり書きにくかったです
ってことで、感想はこのぐらいにして
では、次回あまり期待せずにおまちください

ってかおもうんですけど終わり方あれでよかったのだろうか・・

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