この話は紫が緑と戦う前の話で、私の独自の情報網からしらべたことです。

〜幻想MSBS〜  外伝:失われた過去

木が生い茂る真っ只中に
その男が居た
その男はレイピアと呼ばれ、MS乗りである

ある日いつものようにレイピアは愛機デスサイズの整備をしていた
「ふぅ、これでおわりっと」
レイピアはそう言い機体の整備を終える
「さて、昼飯にするか!」
機体を降り飯の準備をする

しかしそれは中断させられることになる
なぜかと言うと
≪シューーン!≫
一体の機体がレイピアの頭上を飛んでいく
「あれは!!」
レイピアはその機体を見て驚く
それは人類がNPCとの戦いに勝利してからおとなしくしていたはずのNPCの機体だった
「やばい!あの方向は!」
そう嘆きレイピアは急いで愛機に飛び乗りNPCの機体をおいかける
追いかけていくうちにNPCはある村に降り立ち、そして無条件に破壊活動をする
「ちぃ!間に合ってくれよ!」
レイピアはさらにスピードをあげる
しかし到着時にはすでに村は半壊であった
それを見たレイピアはNPCを迎撃するため同じ地に降り立って大鎌を構える
それに気づいたNPCもビームライフルをデスサイズに向ける
レイピアはかまうことなくNPCに突進して大鎌を振るう
しかし攻撃は空を切る
「なに!?」
NPCは後ろに飛んでよけ、ビームライフルを放つ
「ちぃ!」
レイピアはそれをぎりぎりで避け、体制を取り直す
「やるな!あの機体」
その攻撃によってレイピアは落ち着き作戦を考える
(あの機体の隙は見つけた、あとはそれを誘う為に!)
最後の言葉だけ声に出たかもしれない
なぜならレイピアは気合を入れてまた突進したのだ
大鎌を横に振るうしかしまたもや空を切る
NPCは後ろにとび去りビームライフルを撃つ
「予想通り!」
そのビームをレイピアは避けスラスターを全快にして一気に自慢の大鎌の間合いまで詰める
そして、振るい・・・NPCの右手を切る
それと同時に右腕に握られていたビームライフルも地に落ちる
NPCはそれに堪えるわけでもなく左手で腰につけられたビームサーベルを取ろうとする
しかしそれは失敗に終わった
なぜなら左腕も切り離されていたのだ
「もう腕はなくなったぞ、どうする?」
レイピアはNPCに向かって問いかける
それが仇になった
デスサイズに警報が響く
「なんだ!?」
レイピアは驚いて警報の正体を探す
それはすぐにわかった・・・・最悪の結果で・・・・
そう、NPCは自爆したのだった・・・・

そして、その後彼・・・レイピアは姿を消す
自分が村を守れなかった事が悔しかったのか・・・
それとも、ケガをして治療してたのか・・・
どちらかどうかもわからない・・・
だが、確実に言えることは、それから2年後レイピアはまた姿を現した
XXXと名前を変えて・・・・そして、いつの間にか彼についてのジンクスが生まれる
《彼を見た者は生きては帰れない。》と、そしてそれ故に彼は【死神】と呼ばれるようになった

追記:未確認情報であるが、彼が姿をくらましている間数知れないNPCの基地が廃墟と化していたらしい


以上・・・私、アルス・ランドリッターが独自に調べた報告書を終わります

 

〜〜〜〜〜MSBS外伝:失われた過去〜〜〜〜終わり〜〜〜

 

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